まぬえらです
ブログ更新2日目、すでに困憊しています。伝えるために書くことは大変な作業ですね。
よくて2日がかりで1記事になりそうです
初っ端から過去の経験を書こうと思います。
5年くらい前、わたしが管理職だった頃の話ですが、苦手な部下がいてよくイライラしていました。なんで苦手だったかというと、自分と正反対の人だったから。
私はなんでも「自分でやらなきゃ」というクセが強いのですが、その人は頻繁に「どうしたらいいですか」と聞いてくる人でした。それでいつも「ちょっとは自分で考えてよ〜」と思っていましたね。(イライラの根本的な原因はほかにあるのですが、それは今度書くことにします)
そんな時にどうやってイライラを減らしたのか。まぬえらの場合、です。
またかー💢
部下「まぬえらさん、さっき押印依頼を提出したんですがその後どうなりました?」
ま「確認して判子押したんで、部下さんのトレイに入れておきましたよ」
部「でも無いんですけど」
そんなに時間もたっておらず、自分では確信があったので、え………?と思ったのですが間違いがあったかもしれないし、他の人が誤って他の書類と一緒に持ち出してしまった可能性もあるかと思い、部下さんから関係者に確認してもらうことに。
結果、ありませんでしたー、となりました。
書類がないという焦りと、その週に2回ほどこの部下さんが書類をなくして結局この人のデスクにあった、ということがあったのでイライラは最高潮に。
でもないものはないのであとで一緒に探そうということにして、頭を冷やしつつ一旦この件から離れました…のですが、
その数分後、部下さんから「すみません、私の書類トレイにありましたー」と笑顔で言われた時には、怒りというより化け物を見るような気持ちでした「なにこの人、怖っ」というような感覚。
最高にイライラした時に考えていたこと
書き出してみました。以下3つです
- 無いって言われても困るんですけど
- ちゃんと探してよ、前もそうだったし
- どうせちゃんと探してないんじゃないの
どうなんだろう。
あるあるでしょうか。友人知人に聞く限り、うん、そう考えちゃうよね。という感じのようです
この自分の思考を掘り下げ、反証しました
無いって言われても困るんですけど
ホント、困りますよ。じゃあどうしろっていうんだ!って思ってしまいます
ただ具体的になにが困るんだろう?ということで、分解しました
「(部下さんが出した書類が)無い」ということと「(無いんですけどと)言われた」こと。
書類がないのは確かに困ります。
でもこの場合はやることも自ずと決まってきます。「本当に書類がこのままみつからなかったらどうするか」です。
どうしよう、という答えが出ないままだと不安になるので、作成できるものなら作り直すし、自社の書類でなかったら相手企業に再発行を依頼したり、その過程で必要なら上司へ報告します。
報告したりすることに抵抗があってやりたくないというケースもあるかもしれませんが、それの場合は別の問題でとりあえずやることはいくつか出せますので、「どうしよう(汗)」からは解放されます。
そもそも「本当に困るのか」という掘り下げもできますが、この時はその書類がないと進まない手続だったので、本当に困りました
あと「(無いんですけどと)言われた」こと。
実はこちらの方が私のイライラを引き出しました。言われただけなので、本来はそんなに過剰反応する必要もないのですが。
この言葉の裏に「書類がなくなったからまぬえらさんなんとかして」という要求があるように感じたからなんです。
要求自体にネガティブな感情を持ったわけではなく、相手が困ったこと・やらかしてしまった失敗を「押し付けられた」と捉えてしまったことによります。
もちろん本当に相手が、面倒なことはこの人にお願いしてしまおう、と思って言ったのかもしれませんがそれはその人にしか分からないことです。それなのに私はきっとそうだと決めつけてイラついてしまったんですね。そういう仕組みでした。
ちゃんと探してよ、前もそうだったし
どうせちゃんと探してないんじゃないの?
前もそうだったんです。この週はすでに2回同じことをやっているんです
だから今回もこの人のところにあるはずだ!と決めつけてました。
「この人の所に探している書類があるはずなのに、無いと言っているということは、この人はちゃんと探していないに違いない」
と考えたのでした。
現実で起きていたことは「無いと言っている」ことだけなのですが、この時の私が重要視していたのは現実よりも、自分の決めつけでした。
ちゃんと探す、の「ちゃんと」ってなんでしょう。
これはマイルールです。私が考える正しい書類の探し方です。このマイルール適用がイライラの一番の要因だったと思います。
この部下は自分なりに探していたのですが結局見つけられなかった。それを「正しい探し方をしていないから見つけられないんだ」とその時は思っていたのでした
総合して結局何がイライラの原因だったのか
というと、それは以下のような自分の思考でした。
「過去2回同じことが起こっているのだから、今回もこの人のデスクにあるはずなのになぜか無い。 ということはこの人はきっと私が考える正しい方法で探していないに違いない。 正しい方法で探してもいないくせに、人になんとかしてーって頼むなんて上司をなんだと思っているのだ、私はあなたの尻拭い係だとでも思っているのか(ムキーッ)」
こうして文字に書き起こしてみると、自分のヤバさがわかります。もちろんこの時は自分が正義だったのですけど。
それをこっちに変えてみました
「過去に2回似たようなことがあったので、今回もこの人のデスクにあるかもなぁ。とはいえ、この人なりに探してると思うけど、この前のこともあるし探し方に問題があるのかも。自分で解決策を出せるような感じじゃないから一緒にみてみようか」
なんだか仕事のできる頼れる上司風です
瞬間的にいらぁ💢っとしてしまうのは仙人でもないので無理ですが、このネガティブなとした感覚を引きずらないための視点の変更です
嫌なことっていつまでも頭に残ったり、ふとした時に思い出したりして、大切な時間を台無しにしてしまうので、後からでも原因追求して解決しておくことは大事です
と、お世話になっているカウンセラーにはよく言われます
私は毎日嫌なことに捕らわれず生きたいので、こんなことを気をつけています
あなたはどうでしょう。
イライラは少ない方ですか。どんな風に解決していますか。