ほいほいそうこ

70年代生まれ、アダルトチルドレン。メンタルこどものまま中年になりました

人に相談するのが苦手(その2)

こんばんはまぬえらです。

わたしは相談することが苦手。相談するくらいなら自分でなんとかする。でも気軽に人に相談できる人になりたい。
そう思いつつも、人に訊こうと思うと同時に回避したい気持ちになって結局聞くのをやめて自分1人でかんがえてしまう。
そのためにはどうしたらいいんだろう

ということを、いままでのカウンセリングとは違ったアプローチで解決しようと思っています。

前回の投稿 人に相談するのが苦手(その1)

前回のおさらい
自分が相談できない理由。相談しようと思うと瞬時に、おもに下の2つの考えが頭を駆け巡るから

  • 相談しても、どうせたらい回しにされる
  • 相談したら、めんどくさそうな声や顔をされそう

こうやって自分で思って傷ついてしまう。じゃあ傷つくくらいなら自分でなんとかするわ、と結局人に聞かずに終わる。
さらに、この回避したい気持ちを宥めて相談したときに、実際にこういう反応がかえってきたこともあり、相談をするという選択肢の優先順位が余計に下がっていく。

傷つく原因(理由)はわかる。自分を否定されたように受け取る癖があるからだ。

ここまで辿り着いても、修正するにはこの癖からくる思考を、毎度反証する必要がある。でもその間に本当に全否定するような嫌なヤツにぶちあたって、「ほらね、やっぱり相談すると傷つくんだよ。もうやめた方がいいよ」という結論に至ってしまう。
その繰り返し

今まで受けていた認知行動療法ベースのカウンセリング時には、その実際にイヤな目にあったケースも掘り下げて反証していた。
この全否定するような言動をした”奴”に共感して、なぜ相手はこのような反応をしたのかを想像したり、こんな人ばかりじゃないかもという可能性(事実、世の中そんな人ばかりじゃないんだが)も認めていく。
それを繰り返して少しずつ自分の思い込みを修正していく。半年くらいで変われる人や思考の癖はあるけど、根が深ければ変わるのも時間が掛かる。少なくとも私はそう思う。

自分はなかなか思い込みを変えられない方だったと思うが、カウンセリングを数年受けたいまほとんど無くなったり、思い込みの度合いが緩くなったものもある。その一方で、なかなか変えられないこともある。
自分で自分を『変わったな』と思えるまでになるには時間がかかるし、その修正の過程で自分の思い込みを強化するような出来事にあたるとまた数歩後ろに下がってしまう。たまにならいいけど、今回の相談を回避したくなる癖に関しては、そこらじゅうにゴロゴロ転がっている。

そうしてまた掘り下げて反証して…
ぜんぜん改善している気がしない、というのが正直な気持ち。だから別のやり方を探ってみてたどり着いたのがアドラー的な考え方。

目的論で考えたら、『傷つく癖を持ち続ける目的は何か。自分を全否定されたと受け取る癖を持ち続けるのにはどんなメリットがあるのか』そういうことになるのかな。

そう思いつつ考え始めたけど、延々と目的の目的を探るようなことになってしまい混乱し始めた。

「嫌われる勇気」を読んで考え方を理解していこうと思いました。


やっぱり本を一冊読んだくらいでは、なかなかピンとこない。かといってまた1から読むのか(面倒くさい)。せめてどこがポイントかわかればそこだけ読むのに、それすらも分からないから最初から通しで読むがとても疲れる。

そこでアドラー心理学を手っ取り早くポイントだけ説明してくれる人いないかなと思ってさがしていましたら、名越さんの動画があったのでみてみました。


結果、そんな都合のいいものない。どんなにわかりやすく説明してもらっても、腑に落ちるとは限らない。
個人的には本を読むよりもハードルが低く、もう一度聞きたいところに戻りやすいという機能面でも楽だったので何回かみてみることに。

自分のことに当て嵌めながらきいてみるといいかもです。その中で
「なんらかの目的に基づいて、その手段を選択している。」という(ようなことをいっていて)のを聞いた時一瞬、「馬鹿にされたくない」っていう思いが頭をよぎった。
ふむ、相談を持ちかけた時の相手の反応に傷つくのが嫌だからというのが、回避したくなる理由だと思っていたけど、その下には

相談すること=ダメなこと無能の証明

大袈裟かもしれないけど、こんな頭があるようだ。でも確かに、自分の専門性とはかけ離れたことは相談した初歩的な質問なんかも気負わずにできる。回避したいと思うことは、思い出せる限りではない。でも自分が確固たる考えを持っているわけではないが、多少は知っていること、なんかだとほぼ人に相談はしない。知らないことが恥だと思っているのだろうか。

回避する目的を探っていたはずなのに、表層に出ていなかった原因が掘り起こされたな。

整理するためにここで原因、人に聞いたり相談することはダメなことだと考えるようになったきっかけ、に立ち戻ってみる。振り返れば親や学校の先生や他の身近な大人の関係の中で、何かを聞いたときに馬鹿にされたり、追いやられたりした記憶が簡単に出てくる。そんなこともわからないのか、いちいち聞くんじゃない、知らない自分で考えろ。家でも学校でも。
そんな経験を重ねて、人に聞いたらダメだと考えるようになった。もちろんそんな状況ばかりではなかったのだろうけど、自分の質問や相談を拒否られたのがよほどキツかったんだろうね。

大人になった今ならそれくらいの想像はできる、けど自分なら無碍にしない自信があるので、そんな態度のやつが親や教育者になったことには腹は立つ。

とにかく、たぶんその過程でそうとう傷ついたので傷つきたくないという気持ちが、人に聞くのを回避する後押しをしていた。
こういうことなんだろう。

そろそろ目的論に戻す。ではでは、回避を繰り返す目的が何か、ということ。

同じ動画ではこんなことも言っていた。「他の手段を取ると損だと思っているから損をしないために」「他の方法では失敗すると思っていて失敗はしたくないから」
もしくは、これが唯一の方法だと思っているのかも。

少しは解決に近づいてきたのだろうかね。

少なくとも、相談するとダメだと思われるという考えがそこの方にあったことがわかったし、何でもかんでも相談できないってわけでもなく、相談できていることもあるということも認識できた。

回避以外の手段を思いつくところまでいきたい