ほいほいそうこ

70年代生まれ、アダルトチルドレン。メンタルこどものまま中年になりました

真面目だね、と言われてモヤッとする

こんばんは、まぬえらです。


あとで例に出しますが職場の人にに真面目だねーと言われました。 「真面目」と評されると居心地が悪くなり、モヤッとするのは私だけでしょうか。 ちょっと見下されているような嫌な気持ちが湧いてきます。

  1. 真面目の意味
  2. どんな時に使ってる
  3. なぜネガティブな感じがするのか
  4. 違和感はその言葉自体ではなく


真面目の意味


ポジティブとネガティブな印象って言葉自体につくものもあるじゃない? たとえば積極的と消極的。
なんとも感じない人もいると思うんだけど、すくなくともわたしが所属している社会では一般的には積極的がポジティブで消極的がネガティブなイメージを持ってると思う。
真面目って言葉はそういう意味では両方あると思っているのですが、辞書をひいてみたらこうでした。

まじめ【真面目】 ①真剣な態度・顔つき。本気。浮世床初「ハイさやうならと―になる」。「これは―な話だ」 ②まごころがこもっていること。誠実なこと。「―な人柄」「―に働く」

https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/content/18484_1228


ちょっと私が思っていたのと違うみたいです。実際世の中でも融通が効かないとか堅物などの意味合いを込めて使っていることも多いはず。
「まじめすぎる」「まじめ ネガティブ」で検索するとあがってくる記事をみると、正義感が強かったりなんでも型にはめてしまったりする人に対して(悪い意味で)真面目と感じるみたいですね。

どんな時に使ってる


どんな言動が本来の意味で真面目だと思われるのか。
例えば、就職転職活動のサンプルなんかだと

  • 地味な仕事でもコツコツやる、
  • 期限を守り、
  • あきらめず最後までやりぬく、
  • 時間に遅れない、なんなら5分前行動
  • 一生懸命やる

などが真面目な行動の代表格として挙げられています。

わたしもこれを聞いたら「真面目な人なんだな」という印象を持つと思う。
じゃあ、先に挙げた「融通が効かない」とか「堅物」とか「正義感が強い」とかだとどうなんだろう。

  • 「〜するべき」自分の考えが最善・正しいと押し付けたり
  • 新しい物事を受け付けないとか
  • 想定外があっても、臨機応変に対応せずに決めたことをやろうとする

など。
こういう場面をみたら、「この人融通が効かねーな」って思うと思います。
けれど、「(悪い意味で)真面目だな」って思うかな、とかなり疑問です。もしそう表現するとしたら、その人の言動にマイナスなイメージ・感想を持っているけど、自分が悪く言ってると思われたくないから一見ポジティブに聞こえる言葉でカモフラージュする時、くらいですかね。

 
 私はよく自分を「真面目なんです」と言ったりします。ですがそれは自分でそのように評価しているわけではなく、人からそう言われできたから、まぁそれが客観的な評価で多くの人からはそうみえるのだろうと思う。
そしてその表現ならきっとしっくりくる人が多いだろうな、と感がえてそう言っているだけ。
度々「真面目」と評されるけれど自分ではそう思っていないから毎度違和感がある。なので先に言っておいて「なるべく相手に言わせる機会をあたえない」&「世間向けのペルソナは真面目なまぬえらだぞ」って自分にリマインドしている感じです。

実際のところは真剣に物事に取り組むことは少ないし、モーレツな甘えの欲求があるので誠実さには欠けていると思ってます。
でも確かに時間に遅れることはないし、自分の仕事はきっちりやるし、やりたくないことや苦手な事でも形だけ体裁だけでも整えることはやります。たとえそうする理由が自己保身だとしても、回避癖があったりイヤなことを人に押し付けるような人達が周りにいる状況だと、真剣で誠実、責任感がある行為に映るのかもしれません。 
本当に真面目で向上心のある集団の中ではまぬえらは真面目な人としては映らないでしょう。

なぜネガティブな感じがするのか


 居心地が悪い、ややネガティブな感じを受けるのはなぜなんだろうか、というと一つは言った相手が本心を隠すカモフラージュで「真面目」って評価しているからなのかも。本当は真面目だとは思っていなくて、でもそのまま伝えることはしたくないから別の言葉を使う(だったら口に出すな、ですが)。
それが「真面目」
言われた側はそれが本心じゃない、裏に負の感情があるって感じるから違和感になるのかもしれません。

 本心じゃないと考える理由は、言葉の意味とシチュエーションがあっていないから。「え、そんなの全然真面目って言わなくない?」からの裏読み。

2つ目の理由は、相手がネガティブな意味もわかっていて使っている場合。
 

 自身の最近の例を挙げます。 新型コロナウイルスの関連で緊急事態宣言が発令されていましたが、解除されてからも個人的に外食は控えていました。
それは宣言が解除されても私の目からは納まりつつあるようには見えなかったからと、解除にともない出歩く人が一度に増えた、その影響で感染が広がる可能性もあるなと考えたからです。
でも会社の人に外食に出掛けているのか聞かれてまだしばらくは出ないつもりだと答えたら「真面目だねー」と言われました。
 
 この時は相手の表情も加わって、とても違和感が強かった。「なんだコイツイヤミか?」と一瞬思ったくらい。


 たぶん相手は「真面目」を両方の意味で言ったんだと思います(自覚していたかは別として)。その上で言い方の意味をオブラート代わりに使った。
わたしはそう考えています。

 悪い意味満載の言葉で言われたらそんなに違和感にはならないんですよ、直接的だから。コイツむかつく喧嘩売ってんじゃねーよ、で終わりです。とてもシンプル。

 こういう言葉選びにモヤッと違和感を持つのは、表面しか見ていないように聞こえるからというのが理由としてありそうです。 

言われた本人は真面目だからやっているわけではなくて、考慮を重ねてその答えに辿り着いたという背景がある。それなのにそれをなにも知らない相手に真面目の一言で片付けられる。そのせいで軽んじられているように感じるのかもしれません。
 また、ポジティブであれネガティブであれ、一方的に評価されることで相手の価値観を押し付けられている。そういう風にも感じました。


特に自分のようなACは幼少期から親の価値観を押し付けられて生きてきた過程がありますから、価値観の押し付けには特に敏感かもしれません。

違和感はその言葉自体ではなく


わたしの例でいうと、せめて「真面目だねー」と言った時にそう思う理由を一緒につたえてくれるとか!もしくは勝手に評価する前にわたしが外食を自粛する理由をきいてくれるとか! そうしてくれたら違和感は激減またはまったく持たなかったでしょう。 真面目だと評価されたことがどうこうではなく、勝手に決められたことがいやだったんです。

わたしの家ににノックもせず土足で上がり込んでインテリアをあーだこーだいっているのと変わりませんから。


とりあえず、モヤッとの原因がわかってスッキリしました。
自分が言葉を発する時にその違和感の経験を活用しようと思います。