まぬえらです。更新16日目、ブログを始めてから1ヶ月過ぎました。
まだ定期的に書くということに慣れないです。
前回 の続きで、対策編になります。
前の記事はコチラ
私は感情から手をつけると書きましたがどういうことかというと、その感情を抱いた理由を掘り下げていく作業になります。
前の例を再度出します。
●起きた事実
うちの会社では通常は立替金精算の際に、精算書とレシートなどの証憑を個々のスタッフが経理の担当者に提出する
人事にメールでレシートだけ提出したスタッフがいた。本文には、精算するにはどうしたらいいかというようなことが書いてあった。
受け取った人事の担当者が私にそのメールを転送した。
本文には「まぬえらさんご確認お願いします」と書いてあった。
●思った事&感情
一体これは何?何を確認するの?
意味わからないんだけど
↓
イラつく
不満(やや)
もしかしてわからないからといって丸投げしてない?
分からないこといちいち聞かないでくれ
↓
不満
ここでの感情は、イライラ(イラつく)とか不満です。
その理由は既に書き出している「思った事」です。
「一体これは何?何を確認するの?意味わからない」だからイラつくし、
「(相手が)わからないことを丸投げしたり」「いちいち聞いてくる」だから不満なのです。
こうして書いたものを読むと、論理が破綻しているしなんでそれでイラつくのか?と全然わからないですよね。
だから書き出すことをしています。頭で考えるだけだと自分が絶対正しい(=相手が悪い)!になりがちなので。
ただこれでは掘り下げとしては足りないので、この理由をさらに掘り下げます。
とりあえずここまでは1層目ですね。
イライラの本当の理由
この次はこれらの負の感情の理由を探します。
なぜ意味がわからないからイラつくのか丸投げされたりいちいち聞かれるとなぜ不満に感じるのかです。
これは自分のことなのでどういう答えが正解とかはないです。自分がなんとなくこれが理由かな、と納得できそうなまで到達すればOK。
実際にそこまで辿り着けば感情が動くので自然と納得できると思います。
なぜイライラするのか、不満に思うのかはもちろんマイルールが原因なのですが、マイルールだ!と決めつけたところで実感できない時もあります。
その時には反対に考えてみます。
好ましい状況を書き出す
どうしたらイライラしないし不満に思わないのか。どんなん状況だったらよかったのかを書き出します。
このケースでは下記でした。
自分だったらこういうことをやるので、それを他の人もやるべきだと考えていた。これがマイルール。
あと気になるのはこのマイルールはちょっとマナー警察っぽいんですよね。
その人にお願いした理由を説明すべきとか気遣うべきなどが該当します。
そしてその気遣うべき相手は自分自身で、それを相手がやらなかったことでイライラして不満でした。
だからきっと自分がないがしろに、雑に扱われたと無意識のうちに考えてしまったのだと思います。
するとマイルールを破った上に自分が雑に扱われているので不満にもなりますね。
ということでこれがイライラの根本理由。
ただ、理由がわかったところで我慢しろってことかい!となってしまっては解決にはならなりません。
理由を検証する
先に出た根本理由を箇条書きにしてみました
理由1:相手がマイルールを破った
理由2:相手が自分を雑に扱っている
まず理由1ですが、相手が私の期待(=ルール)通りに動いてくれるなんてことはありません。
たとえ、自分の考えが「普通そうするよね」というくらい一般的に受け入れられていることでも、相手には相手のルールがあります。マイルールを破られたからといって不愉快になることがお門違いといえます。
同時に、こちらが相手のルールに従う・受け入れる必要もありません。必要なのはどちらが正しいか・どちらのルールに従うかよりもコミュニケーション。
落とし所をどうするか、です。
理由2は本当にそうなのでしょうか、という話。
もう一度事実を確認します。
- この人はまぬえらに「まぬえらさんご確認お願いします」と書いてメールを転送してた。
- 転送したのはあるスタッフからのメールで「精算するにはどうしたらいいか」というようなことが書いてあった。
私が考えた通り、雑に扱ったのかもしれません。とりあえずまぬえらに投げとこう、というように。
もしくは別の理由かもしれないので少し他の可能性も考えます
- 単にまぬえらの担当業務だと思い込んでいた
- (付き合いが長いので) 説明しなくてもわかってくれるはずという甘え
- どうしたらいいか分からないからまぬえら助けて
- このメールで分からないなら自分から訊くべき、というマイルール
こんなところが考えられます。
必ずしも雑な扱いをしてもいいと考えていたとはいえないです。
この人の能力やキャパシティ・役割分担に対する理解度などが原因の可能性もあります。
今後のために
ここまでで少しは負の感情が減っているでしょうか(そうだとうれしいですが)
私は上の(理由2)の他の可能性をリストアップしている段階で、イラつくことがあほらしく感じてきます。
「なんかもう、考えてもわかんないからいいや」という感じ。
まぁそれでもやりますが
ここで感情が落ち着いてきたら仕上げに入ります。これも自分用のシナリオのつもりで書いています。喋るのが得意な人は別に不要かもしれない。
理由1の検証で自分のルールを押し付けていたことはわかりましたが、だからと言って相手のルールに従うつもりも無いので、お互いのルールが対立している感じです
よくコミュニケーションをキャッチボールで例えますが、いまは片方がサッカーボールを投げて片方がテニスボールを投げてお互いに知らんふりしている状態。
自分が投げたのがサッカーボールだと伝え、相手がテニスボールを投げたのかどうかを確認することが必要な作業(=コミュニケーション)です。
この確認作業を健全な精神の人は難なく当たり前にできてる気がします。
私はまだちょっと苦労するのですが、その原因が理由2です。この理由2の検証が甘いと相手に対して攻撃的な言葉遣いになったり、表情が硬くなったりしてうまくいきません。
なので理由の検証はとても大事ですし、シナリオを書いておくというのも変なこと言わない予防です。
今回の例なら、「(人事の人)は〜だと思って転送してくれたのかもしれないけど、私はよく分からなかった。ごめん。だから次は経緯とやって欲しいことも教えてくれると助かる。どうかな。」
という感じになると思います。
こんなことまで考えると面倒くさい、となりがちです。私はそういうこともあります。
ただ感情コントロール下手でコミュニケーション下手で生きてきて、ストレスに感じることが減る・ストレスがあってもどう解決しようか考えられる・仲間を信頼してると感じられる、という自分なりの成功体験を経ると無駄では無いなと思います。
対策編まとめ
負の感情を引き起こした根本的な理由を掘り起こす
- どうであれば負の感情が起きなかったか
その理由を検証する
- 箇条書きにしてみる
- その他の可能性を書き出す