ほいほいそうこ

70年代生まれ、アダルトチルドレン。メンタルこどものまま中年になりました

電話のおはなし_人前で話したくない

こんばんは、まぬえらです

更新35日目です。 今回は電話の話

 

いまは全然気にならないのですが、職場で電話をしている時に誰にも聞かれたくないと思っていたことがありました。

特に仕事場だ上司がそばにいる時など。

上司が席をはずすのを見計らって電話を掛けていたので、すぐにやった方がいいい事も結果後回しに。嫌なことを回避したことに罪悪感を感じていました。

 

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 〜って思われたらどうしよう

そういう時に何を考えていたかというと、

  • ダメ出しされたら嫌だな
  • 内心つかえないやつって思われたらどうしよう

というふうに一方的に評価されていると無意識で思っていて、過度に緊張して憂鬱になっていました。

 

なぜこんなことを考えてしまうのかですが、キッカケとしては母親だと思います

実家にいた頃(特に子供時代)私の世代は子供の頃は携帯がありませんから家電で掛けます。

友達の家にかける。「〇〇ちゃんいますか?」

それを母親が聞いていて電話が終わった後に、「もっとちゃんとした言葉遣いしなさいよっ!」などとダメだと思った点をいう。

大学生くらいになっても同じ。どこにかける電話でも母に聞かれれば「感じ悪い言い方ねー」「もっと愛想よくできないの?」「もっと要領よく話しなさい」と言われてました。

その都度、放っておいてよ、関係ないでしょ、うるさい、と反発していましたが傷ついていましたし一番認められたい親にダメ出しをされるのですからどんどん自信を失っていきました

 

これで人前で電話をするとなんかダメ出しされるというベースの考え方が出来上がりました

それでも、経験を積めば”そんなことないよ”と反論できそうなものですが、運悪く就職先でも人を平気でジャッジする先輩がいる職場にいってしまい、このベースの考えをより強固なものにしてしまっていました。

 

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 苦手が得意になるまで

それでもいまはそんなことは気にせず仕事で電話もできていますが、そのために少し考えたことがありました。 人前で電話をするのが苦手、とはいっても何か実際に苦手になるような事をしたわけでなく、電話練習中と言ってもいいであろう子供時代に何も教えられずただ批判されたことによるものなので、克服したいと思いました。

 

まずやったこと1。いわゆる反証ですが、本当に上司は私が電話で顧客と話すのを聞いてダメだと考えるのか。仮にそうだとして自分にどんな影響があるのか。

これを考えてみました。

確かに上司がこいつダメだ、と思うことはあるかもしれません。ですがそれは、母が気にしていたような愛想がとか要領がとかそういうことよりも必要なことを伝えているか&困っていないか、の方が比重が大きいと思います。

 

それでももしかしたら、うちの母のような自分の理想通りのアクションを取らないと失望して悪くいってくる人もいるかもしれません。(うちの母の場合はそれ以前に何か私のことが気に入らない、というのがあったようですが)

そのために心がけたことがありました。これが2つ目

パクることと相談すること、です。

上司や先輩が電話で話しているのをメモして、共通するような事柄は丸パクしてクライアントに話しました。

そして自分で考えて話そうと思っていることに関しては、なるべく事前に相談しました。「私は〜と思うんですが、どう思いますか」

そしてこれを繰り返すことによって信頼を勝ち得てきました。そうすると結構放っておいてくれる。

 

あと、これは自分ではどうしようもないですが環境も影響します。最初に入った会社のように人の一挙手一投足を見張っているような人がいる環境では今も人前で話すのは苦痛だったかもしれません。でも転職先が程よく無関心な個人主義寄りの会社でしたので、客観的に考えたりすることができたのだと思います。

 

今の仕事ではむしろ良い対応と人にお手本にされることが多いくらいです。クライアントとの相性もありますが、わかりやすいと結構褒められます。

 

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なのでもし電話苦手だ、という人がいても決して自分だけの問題ではないのだよといいたいです。周りの環境によるところも大きいです。

今やわざわざデスクの電話を使う必要もない時代でもないですが、苦手があってもその中で自分にできることをやることで自信に繋がるのではないでしょうか。