こんばんは、まぬえらです。更新26日目です。
もう11月、あっという間に年末になりそう。
かつては年末年始に実家に帰りたくない一心で、親に「正月くらい家に来い」と言われても断れる理由が欲しかったので、よく旅行に行っていました。旅行や社交には甘いうちの親、こういう時に「旅行なんてキャンセルして家に来い」と言わないところはまともです。
年末年始は毎回誰かが一緒に行けるわけではないので、ひとり旅のことが多かったですね。気楽ですし国内外問わず高めの時期なので、節約旅でした。
このゲストハウス最悪
4、5年前ですが、京都に行ったことがありました。バス&ゲストハウス(ドミトリー)の経済的な旅です。一人だし気楽でで、でもドミトリーなら誰かしら話す相手もいるからいいか、という判断でした。
そのゲストハウスはまあまあ評価が高くて、口コミも良い方だったのですが、私には合わなかった。早く帰りたいな、と思ってしまいましたよ。
どんな状況だったのか
キッチンやリビングはもちろん好きに使っていいのですが、その時は年末ということもあり、キッチンはオーナー夫妻、リビングは毎年来る常連客が占有。おせち作ってましたかね。
夜には常連客との宴会が始まって、誘われたので混じってみましたが旅の武勇伝(どんな危険な目にあったか)と風俗の話で盛り上がり、私には合いませんでした。
余計に疲れて、ささっと風呂に入り部屋に戻りましたら、他の宿泊客は全員部屋にこもって動画とかみてたんですよね。それであの宴会の場が特別な空間なんだな、と認識しました。
宴会に混じっていた時
- ツマンネー話
- 風俗の話されても、ツッコミどころがわかんないよ。
- 戻って寝たい。今抜けたら空気悪くなるかな
部屋に戻った時
- 私も行かないで部屋にいれば良かったー
感情としては落胆とか不安とかイライラです
原因は以下です
- がっかりしたのは期待と違ったから
- 不安だったのはつまらない人認定されたらどうしよう、と考えたから
- イライラしたのは自分ならこうするのに・こうしないのに、というマイルールと違ったからです。
それで後から以下のように考えました
確かにあの場では居心地悪かったし、話もつまらなかった
だけど、そもそもゲストハウスに泊まったのはコストを抑えるためで、他の旅行客とワイワイガヤガヤやりたかったわけではない。
だいたい自分は人に気を使う方なので、初対面の人たちといきなり打ち解けられるわけはない。
あの場合は合わないなと思ったらすぐに退席してもよかった。ただ気を遣って退席がしづらいのだったら、会話を楽しむとかというより、こんな人もいるんだなくらいで相手を知るというか、社会勉強だと思っていればよかった
今まで行ったことのあるゲストハウスでこういう内輪受けな会話をする人と出会わなかったから想定しなかったけど、こんな人もいるんだな。国内のゲストハウスに滞在するときにはそういうことも想定しておこう。
これがこの時の反省になりました
自分の目的を塗り替える
最初からいろんな旅人が集まる場なら誰もが安心して楽しめる話題を選択するべき、というマイルールに執着したこともネガティブになった要因ですが、
過去の経験からも、(特に外国で)ゲストハウスに滞在した時はたいていが観光情報の交換だったり、旅の思い出を話したりでした。
たまにに話し手の非常にパーソナルなことだったりすることもありますが、武勇伝やらセクシュアルな話を全員が居る場で話す、ということがありませんでした。
そういう経験とマイルールが重なって、あの場のメインスピーカーの態度をありえない!と思ってしまったのです。
加えて自分がゲストという認識があったので、オーナーとその友人が面白いと思う話を話すこと自体、自分を蔑ろにされたとも感じました
ただ、
このゲストハウスオーナーの態度はなんだ!客をなんだと思ってるんだ。
と言ってしまってはそこで思考停止してしまいます。(オーナーなんだから好きにすればいいといえますし)
自分からこの話題は嫌だ、旅の話の方が興味がある、と主張して相手が快く乗ってくれる場合もありますが、そうならずに状況を変えられず余計に嫌な気持ちになる可能性もあります。
私の場合は自分の考えを伝えること自体が苦手分野で、やることに抵抗があったので主張することはやめました。
であれば、自分の捉え方を変えることが次の手です。
- ツマンネー話
- 風俗の話されても、ツッコミどころがわかんないよ。
- 戻って寝たい。今抜けたら空気悪くなるかな
こういう風に考えていたのをどう変えるか。
目的の優先順位をつけます。そのために最初の目的まで遡ります
- そもそもなんで旅行に行くのか。ここが一番最初。
- なんで一人旅なのか
- なんでホテルじゃなくゲストハウスに泊まるのか
- ではこの場での目的は、何にする?
目的を変える前は「宴会の場で他の人との交流を楽しむ」でしたが、合わないことがわかった時点で他の目的に変えられればよかったです。
私の反省では、ゲストハウスで出会う人にはこんな人たちがいるということを知る、というのを目的にしました。
ですが他にも、
- どこまでえげつない話に乗ってくるか試してみる
- 武勇伝を話している人が行ったことなさそうな国を当てる
とか、脳内でゲームを楽しむというのも面白いと思いました
ゲストハウスでの呑みの場という特殊な状況の話でしたが、他のシーンでも同じだと思います。(自分が攻撃を受けたら別ですが)つまらない・期待と違う状況にであってしまったら、当初の目的に固執せずにさっさと他の楽しみ方を探すのも手だと思います。
なんだか負けたようで悔しいという気持ちもありますが、他人を顧みずに好き勝手やっている連中よりも、切り替えられる自分はクレバーだと思えてきませんか